元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

1日は、ほんとうに24時間なのか?

1日は24時間しかない。

たぶん間違いない。

それを考えようとは多くの人は思わない。

しかし、疑問を持つことは重要である。

しかし、しかし、それを検証する方法が無い。

時計は24時間を1日と定義し、

すべてのものが同じ時間で流れている。

タイムマシンというものがある(ない)が、

その理屈は時間の進みが遅い宇宙にいると、

地球に帰ったときに浦島太郎になるというもの。

時間はスピードによって違うらしい。

こんな話を書いていると

未来は時間をコントロールできるのかも知れないと思ってしまう。

しかしながら現在は1日は24時間であり、

私は1日が25時間だと言う人は知らない。

24時間、寝ていても、

24時間、働いても

24時間、食べていても

24時間は、24時間である。

この24時間を有効に使うためには、

どうすれば良いのか?

以前のデータだが、社長向けのアンケートで

成功した理由は何ですか?という質問があった。

もっとも回答が多かった答えは何だろうか?

一生懸命に働いたから?

運が良かったから?

能力が高かったから?

こんな答えではない。

それは「早起きしたから」というもの

「早起きは3文の得」というが

早起きで成功するとは思えない。

しかしそこには別の理由がある。

人間は満足度というメジャーがある。

他人よりも優れているであるとか

隣の人に勝っているというもの。

もうひとつが手本になるということ、

遅く出社すると重役出勤などという言葉があるが、

いまどきの重役は一般社員よりも早く出社する。

皆の手本になっているという状態に満足する。

早起きをするということは、

・他の人よりも時間を有効に使えると感じる

・他の人よりも早く出社し多くの仕事していると感じる

ということに対して満足することができる。

考え方を変えると、

早起きするよりも、夜遅くまで仕事をしたほうが

勤務時間は長いようにも思える。

しかし、夜遅くまで起きていると

なんとも言えない罪悪感がある。

健康に悪いし、睡眠時間を削っている気がする。

当然、朝起きることが遅くなり、

それがさらに罪悪感を増す。

仕事の時間が長いといっても、

早起きからスタートする仕事と

遅い朝から、夜中まで続く仕事ではイメージが違う。

私も一時期、毎朝5時に起きる習慣があった。

出社前に映画を一本見る、1,2時間、本を読む。

この余裕は何とも言えず満足する。

微妙な満足感だが、

「多くの人が寝ているであろう時間に

自分は有効な何かをしている」

という満足感では無いかと思う。

寝ている時間は実際同じである。

早起きするということは、早く寝るということである。

5時に起きるためには、11時には寝る。

これでも睡眠は6時間である。

1時に寝て、7時に起きる。

3時に寝て、9時に起きる。

5時に寝て、11時に起きる。

寝ている時間はどれも同じだが、

満足感はまったく違う。

なぜ、遅く起きると罪悪感があるのだろうか?

その理由は分からないが、早起きするべきである。

少しクドく長い文章になったのは、

どうもうまく説明できない部分が多いからであろう。

多くの社長が早起きを成功要因と考えているように

事実として、早起きが成功要因であることは

なんとなく理解できる。