元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

恋愛なんて必要ない

私は恋愛結婚し、子供もおり、まあ、順調に家族を構成している。

統計的に見れば、大半の人が結婚し、子供と産み、家族を構成する。

子供の学校でイベントに参加すると

当たり前のことだが、多数の家族を見ることになる。

この光景を見ていると

これが当たり前の世界であるように見える。

しかし、驚いたことに都会の会社にいると

驚くような割合で、未婚の男女がいる。

感覚的には40代以上で未婚の割合は、

50%くらいではないかと思ってしまうくらいです。

恐らく、その中で生きていると

未婚が珍しいことではないと勘違いするだろうと思う。

結婚するしないは本人の自由だが、

結婚できなかったから、結婚しないというのは

とても残念なように思える。

おおむね30代後半になると結婚の危機を感じるが

その時から、結婚相談所に登録するという完全な出遅れもある。

もう、納期1週間前に進捗率10%というレベルだと言える。

そして、40才を過ぎると諦めるしかなくなる。

この手の人たちが、なぜこのような状況になってしまったか?と言えば、

恋愛という勘違いが続いているからだと思う。

学生時代に恋愛ドラマを見た人も多いことだろう。

私も多くの恋愛ドラマを学生時代に見て、

そして、そんな恋愛をする大人になるのだと思っていた。

実際には、あんなドラマみたいな恋愛など多くは無く、

ハッピーエンドになっても、すぐに終わってしまったり、

どれを思い返しても良いストーリーにはならない。

それでも努力の結果、ボチボチなストーリーにはなったかと思う。

出遅れた多くの人に足りないのは、ドラマみたいな恋愛をしたいが、

そのための努力をしていないということ。

以前にも書いていることだが、私のスケジュールでは、

10代は勉強、20代は恋愛、30代は子育て、40代は仕事と

恋愛は20代が中心と考えている。

つまり、20代で仕事を中心にしてしまった残念な人は、

30代で恋愛をしようとしても経験値が足りず話が進まないことになる。

30代になったら、ドラマのような恋愛はもうできないので、

実利を考えたパートナーを探すしかない。

恋愛が楽しいと思えるのは、

若さによる追加ボーナスがあるからであり、

物事を冷静に分析せざるを得ない状況になると

仕事、育児、資産、老後、介護などを考慮せずにはいられない。

20代の恋愛は、一緒にいたいという気持ちだけで結婚まで行けるし、失敗してもやり直せるというタイミングでもある。

若い時にそういった経験をしていないと

恋愛をするために30代で結婚相談所に登録しても

経験値が足りないので、なかなか成就しない。

オンラインの世界には、相手はごまんといるので、

そのうち情熱的な恋愛ができるなどと夢を見てしまう。

運命の人と出会えるかも・・・などと勘違いを煽る業者もある。

運命の人がいたとして、その人と40代で出会ったらのなら、それも不幸なことである。

恋愛において充実している20代で出会えずに下り坂の40代では、その価値は半減している。

その時点で、運命の人とは言い難い。

その年齢になれば、恋愛感情を無視して、共同生活のパーティと考えれば、

成就するカップルも多いと思うが、相談所の人はそんなことは言わないだろう。

それは、まったく夢がないから。

仕事には納期が存在する。

納期を守らないと信用されず、仕事ができないと評価される。

人生における納期も常に存在し、そのチェックポイントを見落とさないことが重要です。

10代で最低限の恋愛を経験する。

20代で結婚を意識できるレベルの恋愛を経験する。

このような経験があれば、30代でも何かしらの縁がある。

恐らく40代でも、50代でもあると思う。

これらのチェックポイントをクリアできてないのであれば、もう恋愛なんて必要ない。

ただ、多くの夫婦が大恋愛で結婚したなどというものでもない、

気になったからデートして、まあ付き合って、ぼちぼち適齢期だから結婚したという程度のもの。

それでも、恋愛に努力をした人たちであることは間違いない。