元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

原理原則という意味

物事には原理原則があります。

原理原則とは、基本的な規則や法則、ルールです。

商売の世界での原理原則は、

「お客様の問題を解決すること」

です。

これ以外にはありません。

お客様は、お腹が空いたから食事をし、

本が読みたいから本屋に行き、

雨漏りするから、大工さんにお願いする。

問題がなく、商売が成立することはありません。

例えば、超高級車を10円で売っていたとしても、

車を必要としていない人には売れません。

車のような車庫や維持費がかかるものであれば、

余計に必要ないものは買いません。

商売の原理原則は、

お客様の問題を解決することです。

数年前まで「Solution」という言葉を使われました。

多くのIT企業はSolutionという言葉を前面に出していました。

Solutionとは、「解決」です。

必要だから買うというイメージから、

問題を認識して(させて)、商品を販売する

または、問題を明確化させて、商品を販売する

このような流れに変わってきました。

コンサルタントという職種が脚光を浴びたのは、

この問題を明確化させるという部分に有効だからです。

しかしネットビジネスでは、お客様と直接やり取りをして、

問題を明確化するという作業ができません。

直接お話しをすることもできません。

お客様は、自分が見つけた問題点を頼りに、

キーワードで検索し、そこに出てきたページを

見ているだけです。

そこにあるものが、本当にSolutionなのか

それは分かりません。

なぜコンサルタントが必要なのか?

そこに第三者の目があります。

自分で自分のサイトを見ていると

多くの人が完成度が高いと勘違いします。

自分の会社のページも自社の人間は

すばらしいと思うでしょう。

しかし、外部の人間が客観的にみると

いろいろな欠点が見えるものです。

そういった方をターゲットに無料メールコンサルティングなどを

募集をしても積極的な問い合わせはありません。

なぜなら、前述したように

自分のページを悪いと思っていないからです。

自分で自分のページの問題に気づかないから、

コンサルティングしてもらうなどとは考えもしません。

自分のページを客観的に見て、

競合他社のページと比較する。

そうすることによって、

自分の欠点が見えてくる場合があります。

あなたのページにも間違いなく、改善要素があります。

金泉勇次