最近のニュースを見るたびに腹が立つ
「思い悩んでも変わらないものは、政治」
どこの本で読んだのか忘れたが、こんな言葉を思い出す。
世の中が何とも言えず、悪い方向に向かっている。
逆を言えば、悪いことを気づかせてくれる。
関心が無かった人たちでも今日の政治に問題があることを知っている。
ここまでくるとイヤでも関心を持たなければならない。
状況は最悪でも、未来は悪いものでは無い。
しかし、今は国民の多くがストレスを抱えている。
その根源が政治家である。
昨今のニュースを見ると本当に腹立たしいものばかりであり、
読めば読むほどに頭にくる。
彼らは、なぜ政治家になったのだろうか?
この質問に対する本心を聞きたい。
最も単純な話は、政治家の所得をサラリーマンの平均所得程度に下げると
何人の政治家が、政治家として残るのかということである。
お金のためではなく、国民のために政治をすることが正しいのだが、
現実は、政治家であり続けるためにどうするのか?が一番重要なこととなる。
そのため、バラマキといわれる政策は簡単に通過し、
増税のような国民批判を招く政策は、先送りされる。
もっと簡単に国民の理解をえるためには、
先に書いたように政治家の所得をサラリーマンの平均所得までさげ、
その上で、消費税を10%にすれば国民は受け入れる。
これは、初歩的なネゴシエーション。
会社で言えば、社長や役員、上層部の報酬カットが無ければ、
一般社員のボーナスカットなどは、猛烈に反発する。
社員のモチベーションが下がり、優秀な人材が流出することもある。
考えれば分かる話である。
社員の理解を得るのであれば、役員報酬を0にして、
社員のボーナスを50%カットすれば良い。
自分たちは社員の皆さんよりも大きくカットしますとアピールする。
こうすることで、ほぼ間違いなく全員が納得する。
もちろん、業績が良くなれば、+50%を出すべきである。
しかし、役員報酬を0にすることを拒む無能な人間がいると会社が倒産する。
都知事の出版社に対する問題もあったが、
ネゴシエーションができない人間が多く存在している。
ビジネスに限らず、人間にとって必要な能力である。
御手洗さんの仕事は「説得と承諾」と言ってる。
自分の地位が上がれば上がるほど、
仕事の多くは「説得と承諾」になる。
政治家にとっては最も必要な能力だと私は思う。