元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

全ての人に愛されるなど、ビジネスに必要ない

みんなから愛されるとは、

理想的な思いではある。

しかし多くの場合、必要ない。

例えば、SMAP木村拓哉氏は人気がある。

しかし、嫌われてもいる。

好きな男性ランキングでも、

嫌いな男性ランキングでも

上位にいる。

人気の理由はここにある。

嫌いな人がいるから、

強烈に好きなファンができる。

だれからも愛される人は、

だれからも忘れられる。

例えばメルマガ読者を考えてみよう。

無料レポートから入るメルマガ読者の内、

20%は即日解除する。

つまり1通目のメールを読み、解除する。

逆に1通目のメルマガで、5%は、

紹介したサービスに登録する。

以前は、解除率を低くすることを考えていたが、

今では、解除を気にすることはなくなり、

紹介したサービスの登録率が上がった。

多くの場合、なんでも手に入れることはできない。

狙ったものを確実に手にすることが重要であり、

その人以外に労力を使うべきではない。

もし、異性を口説くのであれば、

みんなに愛されたいとは思わないはず。

そんなことを考えていたら、

大切な人を見失ってしまう。

間違いなく言えることは、

メルマガも大切なあなたへのメッセージであり、

その他大勢の人は見る必要もないということ。

そのメッセージに1%しか返事が無いのか、

10%以上の返事を得ることができるのか、

それがラブレターというコピーライティングである。

もちろん返事が100%返ってくれば最高である。

しかし現実的にそんなことはあり得ない。

それはコピーのスキルという話では無い。

人間は一人一人個性があり、

100%の反応はあり得ない。

また、100%の反応は忘れられる。

心に残るインパクトを的確に打ち込まなければ

メッセージは心まで届かない。

それは、人間のタイプによっても違う。

マインド的な表現が好きな人もいれば、

テクニックを重視する人もいる。

食べ物の好みが違うように

好きなメッセージも違う。

通常、1つのセールスに対して、

何通かのメールを送る。

それには、いくつかの理由があるが、

好みに合わせた内容に変えていることもある。

相手の好みに合致したレターが届いたときに

申し込みをする。

だれからも愛されることは難しく、

だれからも、それなりに好まれるという

レベルの低い結果となる。

好かれるということは、嫌われることでもある。

だれからも愛されると

いい人で終わることが多い。

それは嫌われることを恐れないこと。

メルマガの解除率を気にせず、

思いを共感できる人を見つけることである。