元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

強い影響力がビジネスを牽引する

影響力を持つこと

それは永遠のテーマかも知れない。

例えば、日本の首相が戦争反対と主張すること、

例えば、米国の大統領が戦争反対と主張すること

例えば、北朝鮮のトップが戦争反対と主張すること

どれも影響力がある発言である。

しかし、メディアに最も影響力のあるのは

北朝鮮のトップであろう。

これは戦争反対の話をしているのではなく、

だれがそれを主張したかで、

その影響力が大きく変わるという話である。

もし、あなたがテレビに出て、

「○○はすばらしい、皆さんも試して下さい」と言えば、

その○○が爆発的に売れてしまうのであれば、

あなたは一生お金に不自由しない人生が手に入る。

例えば、みのもんた氏が、

昼の番組で「ココア」と言えば、

ココアが爆発的に売れてしまった。

これと同じことである。

私なら、みのもんた氏に

紹介してもらえるように交渉するであろう。

くだらない広告を出すよりも

有効な広告費の使い方である。

つまり、強い影響力があれば、

それだけでお金を稼ぐことができる

ということである。

あなたを慕う信者がメルマガに10万人いれば、

それだけでビジネスが成り立つことになります。

1万円の商品を1%に販売できれば、

1万円 × 10万人 × 1% = 1000万円

で、1000万円も売れてしまう。

あなたのブログに

「○○はすばらしい」と書いただけで

1000個も売れてしまうのであれば、

それだけでビジネスになる。

しかし、この影響力は簡単には作ることができない。

なぜなら、影響力とは信用であり、

魅力であり、絶対の安心感である。

「疑われない」ということである。

小さい子供であれば、

親の言うことを疑わない。

しかし大きくなれば、

それが本当に正しいのか考える。

自分にはもっと適した方法があるのではと考える。

これは極めて当然の思考である。

誰でも尊敬する人物がいる。

尊敬とまで言わなくても、

魅力を感じる人、目標としたい人、

師と仰ぐ人などが存在する

別の人から見れば、

まったく影響力の無い人物かも知れないが、

あなたにとって、その人の影響力が強い。

この影響力を持つ人の

ひとつのパターンは、先駆者になることである。

だれでも最初にチャレンジすることは難しい

誰かが成功したことをマネするほうが簡単である。

しかし、先駆者には大きなメリットがある。

それが影響力である。

先に何かをはじめ、

その過程や結果、方法などを公開してしまう。

それが失敗であっても問題では無い。

それに先駆者として、チャレンジしたことが

影響力を強くする。

私は善人として影響力を高めることに

限界を感じている。

多くの善人は影響力を持ち続けることができない。

つまり「あなたのために○○しています」という状態である。

これは喜びの反応がある限り続けることができるが、

それが無くなった時点で終わってしまう。

それよりも、独創性が高い人が

影響力を持ち続けられる。

好きなことを先駆者として実践し、

その記録を残していくこと、

簡単な例では、

食べ歩きの趣味が非常識なレベルになると

それが影響力を持つ。

ローカル線に乗り続ける人が本を出版する。

それは、誰かのためではなく、

自分の欲求を追い求めた結果である。

それも非常識なレベルで進んだ結果である。

人間は常識の中で生きている。

その自分の中にある常識を超えた人間に

魅力を感じ、影響力を感じることは

自然な感覚である。

一度手に入れた影響力は

簡単になくなることは無い。

影響力を持ちたいと考えるよりも

先駆者として、新しいことにチャレンジし、

その記録を残すことが重要である。

重要なことは、記録を残すことである。

あなたには、

すばらしい影響力の源があるかも知れないが、

その記録を伝えることができなければ、

誰もそのすばらしさに気づかない。

あなたの引き出しにある

そのすばらしい記録が

強い影響力を作るのかも知れない

金泉勇次