元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

1万円を拾うと損をする

あなたの足元に1万円が落ちていたら、

どうするか?

もちろん拾うに決まっている。

財布であれば、警察に届けるが、

現金だけでは、持ち主を特定することはできない。

そういうお金は、届けても無駄である。

しかし、その1万円を拾ったことにより、

別のチャンスを逃しているかも知れない。

そんなことを考えたことは無いだろうか?

ネットビジネスの多くは足元を見ている。

毎月○○円や毎日○○アクセスなど、

目先のものでしかない。

毎年1000万という商材は無い。

目先の方が分かりやすいという理由もあるが、

月収100万円よりも、年収1000万の方が

価値がある。

つまり今月だけ100万稼ぐことと、

1年で1000万円稼ぐことは意味が違う。

年商3億の会社が、

20年間その数字を維持することは

尊敬に値する事実である。

こういう大きな話になると

足元を見るよりも、空を見ている人もいる。

どこに進んでいるのか分からない。

何をしているのか分からない。

時に爆発的に儲けることがある。

とは言っても100万程度の話。

しかし、それが持続するわけではない。

だから、精神的に疲れて、

長続きしない。

ネットビジネスに携わる多くの方が、

この状態になってしまう。

商材がヒットすれば、

100万円単位の収入がある。

しかし、その中の利益は限りなく小さい。

なぜなら、同じ商材が売れ続けることは無い、

次の収益を作らなければ、あとは減るだけである。

小学生でも分かる引き算である。

ビジネスとはサイクルである。

常に前を向いて、ビジネスを継続させることが

最も重要だとも言える。

10歩先のビジネスを考え、

20歩先のビジネスを模索する。

目の前にあるものを見ているだけでは無い。

ビジネスのおける本当の成果は、

継続して、利益を出し続けることである。

時代は変化し、同じ手法では利益が出ない。

そんな当たり前のことを説明する必要もない。

目の前の1万円を探してばかりでは、

1年先の1億円を見逃しているのかも知れない。

年商3億の企業が20年継続すれば、

尊敬に値する前述したが、

時代の変化に対応し、苦しい時期を乗り越え、

20年という時間も継続しているということが

どれだけ難しいことか、理解してほしい。

たかが年商3億の企業とバカにすることなどできない、

そんな小さな企業からも学ぶべきことは多い。

金泉勇次