無利息の１００万円に価値があるのか？

１００万円を無利息で貸してくれるとしたら、

あなたはどうするだろうか？

こんな簡単な質問ならば、

答えられるはずです。

お金のことを知っていれば、

答えはひとつしか無い。

間違いなく、借りるである。

１００万円を銀行に預けても

１年で数千円は利息がつく。

これがうれしいわけでは無いが、

増えるということは間違いない。

たとえ年利１％だとしても、

１０１万円返せばよいのであって、

１００万円を１１０万にすれば、

９万円の利益となる。

もっと言えば、年利１０％だとしても、

１００万を１２０万にすれば済む話である。

ようするにお金をどれだけ増やすことができるか？

というお話である。

１００万円くらいなら、使い切ることができるが、

１０億ともなると使い方が分からない。

お金というものは、上手に使わないと価値が無くなる。

押入れにしまってあるお金は価値が無い。

だから使ってあげるのである。

使うとは無駄遣いではなく、活用するということ、

お金をどんなに貯めても汚れるだけで、

お金は本当の価値を失ってしまう。

しかし、残念なことに

お金の使い方を教えてくれる人は少ない。

カップルで予算１０万円。食事をするとしたら・・・

あなたは最適なアイデアがあるだろうか？

私は思いつかない。

二人で１０万円ということは、一人５万円になる。

５万円の食事と考えると、

そこらの店では使い切ることができない

とてもじゃないが、焼肉屋で５万円使うことは難しい。

よほど高級な店でなければ、

２人で１０万は使えない。

六本木や赤坂のそこそこの店でも、

一人３万も出せば、満足できる。

女性が相手をしてくれる飲み屋なら・・・

こんな貧相な発想では、

とてもお金を活用しているとは言えない。

それなりにお金を使ってきた気がするが、

それでもこの程度である。

いかにくだらないものにお金を浪費してきたのか、

本当にバカバカしいと思える。

しかしそういった時間を経験したことによって、

お金の使い方を勉強しているとも言える。

お金は使って、増やすものであり、

貯めて、貯めて、貯めて・・・では、

お金が、かわいそうだ。

暇なときにでも少し考えてみてはいかがだろうか？

あなたに無利息で１０億円貸してくれる人がいたら、

その時、その１０億円で、何ができるだろうか？

１年で、１０億を１１億にすることができれば、

年収１億円である。

つまり、年利１０％ということ、

そうなると、年利５％で借りても、

年利１０％稼ぐことができのであれば、

借りた方が得ということになる。

世の中には、企業家と投資家がいる。

投資家に好かれることは、企業家として重要な要素だ。

資金に余裕があるということは、

ビジネスの可能性が高いということでもある。

投資家は、何パーセント増えるのか？

それが全てである。

年利１０％で増える保障があるなら、

投資家がいくらでもお金を貸してくれる。

それこそ１０億でも１００億でも貸してくれる。

夢物語だと思わないでほしい。

そういった金額に慣れていないだけであって、

なれてしまえば、１０００円と１０００万は変わらない。

財布の中にある１０００円と

新聞掲載広告費の１０００万は同じである。

ホテルのホールを借りても、１００万程度、

イベントで２コマかりても、３０万程度、

慣れてくれば、この程度は安いとすら感じる。

お金に強くなるためには、

お金を使うことである。

お金を使えば、良い使い方と悪い使い方を覚える。

重要なことは、何も考えずに使わないこと、

しかし、考えすぎないこと

使うことによって何が得られるのか？

お金の使い方も時間の使い方も

限られた資源をどこまで有効に活用できるかである。

お金という道具を浪費させず、活用する、

可能な限り、投資にお金を使う。

投資とは、金融機関に預金することではなく、

先物や株式などだけでもなく

より充実した人生を送るために

消費させることでもある。

金泉勇次