元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

キセキというビジネス

世の中には必要なものと不要なもの

そして、どうでも良いものがある。

今日は不要は物の話。

もしあなたが宝くじに当たったら喜ぶだろう。

しかし、ブログに訪問者が100万人きたら、

どんなことが起きるのだろうか?

私は、100万人とは言わないが、

一日の訪問者が7000人という数字を

経験したことがある。

広告では無く、だれかが紹介したわけでもない。

単純にある芸能人の過去が話題になり、

そのキーワードが競合も無く、的確にヒットし、

私のページに訪れたと言うわけだ。

しかし、期待する情報を掲載しているわけでもなく、

多くの人がそのまま戻るボタンを押した。

翌日は3000人になり、

2日後には、1000人になり、

1週間もすると、20人くらいになった。

それによって、何が得られたのか?

何一つ得られたものは無い。

私の経験では無いが、他の例もある。

発売した情報商材が爆発的に売れたが、

その後は、さっぱりの一発屋

共通することは、たまたまヒットしただけである。

そこには何も仕掛けが無く、

戦略的な何かも無く、

たまたまいい曲ができて、ヒットしてしまった

一発屋のミュージシャンと同じである。

そこから得られるものは何も無い。

むしろ、そんなキセキは起きないほうが

その人のためになる。

なぜなら、そんなキセキが

何度も起きることは無いのである。

しかし、ギャンブルのビギナーズラックと同様に

その中毒症状から抜け出すことは難しい。

つまり、同じキセキを期待してしまう。

キセキをキセキと気づくまで、

その中毒を抜け出すことはできない。

キセキと気づいても、同じキセキを期待する。

これはネット関連のビジネスだけでなく、

人生についても同じことが言える。

たった一度の成功が

また繰り返されると信じている。

ビジネスにキセキは必要ない。

ビジネスとは、戦略的に進めるものであり、

予想外の成功では喜べない。

結果オーライが許されるのは、

趣味の世界だけである。

金泉勇次