元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

自分の魅力を表現できているか?

世の中で一番分からないことは、

自分のこと・・・

私は自己評価を常に行っているが、

それでも自分のことは、さっぱり分からない。

なぜあんなことをしたのか、これから何がしたいのか、

本当のところ何がほしいのか?

考えても分からないことだけは、

本当に良く分かる。

しかし自分の魅力を伝えることはできるだろうか?

例えば、自分のアピールポイントを伝えてみよう。

就職時の面接などでは、

アピールポイントを聞かれる場合がある。

その時にハキハキと答えた方がよいと思うが、

自分の良いところを自分で話すことは、少々恥ずかしい。

例えば、オリンピックの金メダリストであれば、

その経歴を説明することができるであろう。

しかし、数字や結果で表現できないこともある。

交友関係が広いというアピールは数値化できない。

顔がカッコイイ/可愛いなども、なんとも言えない。

まして、自分のアピールポイントを説明するのに

「顔がカッコイイことです」とは言い難い。

若干違うかも知れないが、ボディビルダーは、

「アピールポイントは自分の筋肉です」というはずである。

何が言いたいかというと、

自分の魅力は、少々恥ずかしくても

アピールする必要があるということである。

自分の強みを理解しなければ、

何をするにも苦労するはずである。

自分に何が強くて、何が弱いのか?

それを明確に理解する必要がある。

しかし、100メートルを11秒で走ることを

アピールできるだろうか?

もし、オリンピックを目指すのであれば、

アピールすることは難しいであろう。

地域のサッカーサークルであれば、十分自慢できる。

私自身が外資系企業でマーケティングを行ったことを

経歴として記載している。

もちろんアピールできると思っている。

マーケティング部にいる人間など無数に存在し、

マーケティング関連の書籍など何万部も売れている。

私よりもマーケティングに関する知識がある人は多いであろう。

しかし、外資系企業でアメリカ人のマーケティング戦略を共に実践し、

数十億の結果を出してきた人間は、それほど多くは無い。

特にインターネットの世界であれば、本当に少ない。

ホームページを作るだけの技量を比べれば、

私よりも優れた人間は多く存在する。

しかし、販売戦略を作るのであれば、話は違う。

つまり、自分の魅力とは世界一の魅力では無い。

その部分は、平均点よりも上にいること

それが魅力である。

こう考えるとアピールすべきポイントが

多くあることに気がつくはずだ。

人にはいろいろな特徴がある。

もしあなたが20才であれば、20年の歴史がある。

その間に多くのことを経験しているはず。

それら全てがあなたの魅力なのだ。

その魅力を恥ずかしがらず、

否定せず、自信を持って

アピールすべきである。

誤解しないでほしいことは、

魅力とは、自慢話では無いということ。

「小学生のときにピアノのコンクールで優勝したことがある」

それは単なる過去の話である。

現在は、そのとき以上に上手にピアノを弾いているのであれば、

それは大きな魅力だが、今は弾けないのであれば、

今現在のあなたの魅力では無い。

魅力とは今現在のものである。

今のあなたが、どれだけ価値があるのか?

その指標になるものは、あなたの魅力である

否定せず、恥ずかしがらず、

自信を持って、アピールすべきである。

あなたが取り扱う商品で言えば、

セールスポイントやUSPという話である。

金泉勇次