元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

流し込むだけのビジネスモデル

ほったらかしという言葉が盛んに使われる。

「ほったらかし」は本当に楽な印象なのだろう。

現実的に「ほったらかし」はありえないが、

メンテナンスフリーという言葉はある。

しかし、手間はゼロでは無い。

ビジネスは、仕組みができてしまえば、

ほぼ、ほったらかしになる。

しかし、仕組みを作るのは簡単では無い。

基本的には流し込むだけのビジネスモデルを

「ほったらかし」という。

ブログを作って、そこに訪問者を流し込めば

訪問者 × 成約率 × 成功報酬

という計算式で収入が発生する。

ステップメールも同様に、登録者を増やせば、

登録数 × 成約率 × 成功報酬

という計算式で収入が発生する。

しかし、成約率がゼロ%では収入が発生しない。

または、成約率は0.01%では、

10,000人に1人しか成約しない。

それで、儲かるのかということになる。

現実的には、ほったらかしの仕組みは簡単にできる。

しかし、儲かる仕組みは簡単にはできない。

例えばつり用品のブログを作る。

商品を紹介するセールスレターを作って

そのステップメールの申し込みフォームを設置すれば、

仕組みは完成する。

これだけでも、情報商材にすれば、

売れそうな内容である。

自動販売機の作り方」なんってタイトルかもしれない。

もちろん自分で作った成約率10%の例を出して、

「ほったらかしで○○円売った・・・」とかだろう。

しかし、現実にはステップメールの成約率は

1%程度である。

本当に熟成されたセールスレターであれば、

10%という夢の世界もあるかも知れないが、

それでも10人に1人である。

ステップへの登録が10%あったとしても、

100人に1人である。

毎日1000人が訪問しても10人成約で、

報酬が1件当たり100円では、

1000円にしかならない。

仕組みを作ることは簡単だが、

儲かる仕組みを作ることは簡単では無い。

結果として必要なことは、セールスレターと

訪問者の誘導である。

仕組みは誰でも簡単に作ることができる。

つまり、情報商材で仕組みを買うのは

本当に無駄ということ。

買うなら、コンサルティングかツール(ソフトウェア)、

サイトごと買うのか、ビジネス教材なのか、

まあ、このあたりまでである。

金泉勇次