元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

お金は使いたいもの

だれでも裕福な生活をしたい、

だれでも贅沢したい、

しかし、お金は有限である。

収入が減ったり、不況になれば、

だれもが出費を抑えて節約するようになる

節約は、裕福な生活をしたい気持ちの裏返しであり、

本質的には、節約したくないと思うのが普通である。

もちろん節約を楽しんでいるように見える人もいるが、

現実的には、節約を楽しんでいるのではなく、

節約した結果を楽しんでいる。

ゴルフのスコアが上がるように

節約が成功すると満足するわけです。

しかし、そんな節約が長く続くと

ストレスがたまります。

だから、お金を節約はするものと

お金を出すものとの差が広がります。

何を言っているかというと

安くなければ買わないものと

ほしいから買うものに差が生まれるわけです。

例えば、トイレットペーパーは消耗品、

出来る限り、安く買いたいものです。

しかし、ブランド品のバッグは趣味のもの

相対的に見て、高額であっても購入してしまいます。

逆の言い方をすれば、無駄なものは買わなくなってきています。

無料レポートが無尽蔵にダウンロードされる時代は終わりました。

もちろん今でも有効な手段ではありますが、

以前ほどの効果はありません。

無料だから、おまけ付きだからというだけでは、

誰からも相手にされなくなっています。

消費者の目は、適切な場所への投資に変わっています。

はっきり言えば、良い商品にお金を出し、

悪いものは、無料でも受け取らないということです。

しかし忘れないでほしいことは、

だれもが裕福な生活をしたいし、

お金を使いたいと思っていることです。

有り余るお金を使い続けることが、

ストレス解消になることもあります

お金を気にせず買い物したいと

誰もが思っています。

つまり、誰もがお金を使いたいのです。

不況下では財布の紐が硬いと言われますが、

その心の奥では、お金を使いたくて

うずうずしているのです。

不況だから、売り上げが落ちるというのは、

言い訳でしかありません。

消費者が、お金を使いたいのであれば、

お金を出すに値する商品を提供すれば、

買ってもらえます。

不要なものを安くしたり、無料で配布したり

そのような安易なやり方が通用しなくなっているということです