元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

失敗することが前進していること

多くの大人達が子供のころ、

親は子供の失敗を叱っていた。

現在の親もそうである場合が多いが、

失敗を叱ることで失うものも多い

小学校では、間違うことで笑われたりする。

分からないから勉強しているはずだが、

間違えることで笑われてしまう。

このような幼少期を過ごした大人が、

失敗を恐れるのは自然の反応とも言える。

大人になってからの失敗は、

もっと大きな痛手となる場合がある。

しかし、ビジネスに関して言えば、失敗は必要である。

いや、ビジネスだけでなく、人生には失敗が必要である。

例えば、ベンチャーキャピタルを考えてみよう。

ベンチャーキャピタルは、ベンチャー企業に出資し、

ベンチャー企業が大きくなったら、その利益をもらうという

ビジネスモデルである。

もちろんベンチャー企業なので、

出資をしても大きくならないこともある。

そうなると、何社のベンチャー企業に出資して、

どの程度リターンがあれば良いのか?

概ね、10社のベンチャー企業に出資して、

1社、成功すれば大儲けなのです。

逆の言い方をすれば、

10社中9社は失敗してもOKということ

世の中は、10回のうち9回は失敗します。

その9回の失敗を最小のリスクで実施すること

これがテストマーケを行う理由です。

失敗しないビジネスはありませんし、

失敗しないことが正しいわけではありません。

失敗し、失敗のデータを持ち、

成功する可能性を高めていくことが重要です。

失敗を恐れたり、笑ったりすることは止めましょう。