元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

尖閣諸島:中国が最も恐れること

こんにちは、

尖閣諸島問題でいろいろと騒がれていますが、

本当にひどい話です。

しかし、何がひどいかというと日本政府の対応です。

反中デモが行われてようですが、

このデモは反中では無く、反日本政府では無いのだろうか?

私も憤りを感じておりますが、それは日本政府に対してのこと

外資系企業で働いている人や海外での経験がある方からすれば、

中国人がどういう人物か知っています。

知っているから、それに気分を害することはありません。

中国人は、ああいう人種なのです。

アメリカ人を見て、根拠の無い自身に腹を立てる人がいますか?

イギリス人を見て、カッコつけていると思いますか?

オーストラリア人を見て、働かないと怒りますか?

それは、国際社会を知らないだけのことです。

文化が違う人たちなのですから、当然のことです。

それを理解すれば、相手のことも自分のことも分かります。

海外の人は、日本人は何も言わないと腹を立てます。

でも日本人からすれば、遠慮が無いと言われます。

これも当たり前のこと。

海外の文化を知っていれば、気にすることではありません。

そういう文化なのだと理解できるはずです。

さて、本題に入りましょう。

中国が何を恐れているのか?

それは、天安門事件に代表されるクーデターです。

内乱が起こった場合、中国は最悪の状況になります。

都市部では、先進国並の状況にあるにも関わらず、

地方では、北朝鮮と同じ状況があるわけです。

まあ、そこまでひどくなくても大きな較差があります。

その地方の民衆が不満を上げ、強力なリーダーが出てきたら・・・

中国は崩壊します。

それは、旧ソ連のような悲惨な状況になるでしょう。

いやいや中国人同士の内乱となれば、

それ以上の悲惨な状況になるでしょう。

中国は強気な姿勢で海外と接しているように思われますが、

それは、国家的な戦略であり、そういう状況が必要なのです。

もっと簡単に言えば、国が結束するためには、敵が必要なのです。

そういう意味では、日本は格好の餌食です。

そもそも中国は歴史的には、文化を伝えた国ですが、

戦前は、分けが分からず戦争をさせられたり、

生物兵器の人体実験が行われたりと悲惨なこともありました。

その内容がどこまで真実なのか分かりませんが、

いろいろな文化を日本にも伝えたにも関わらず、

ボコボコにされたわけです。

そういったトラウマを持ったまま、

巨大な国家となって成長したわけです。

ヤクザになるのも納得できるはずです。

頭の悪いヤクザをまとめるためには、

分かりやすいメッセージが必要になります。

もし、地球に高度な文明を持った宇宙人が侵略にきたら・・・

地球人類が団結して、立ち向かうことでしょう。

小さな島の領土問題など、だれも関心を持ちません。

ここにあるメッセージは、敵を明確にして、

「力をあわせて、戦うぞ!」ということです。

幼稚園児にも理解できるメッセージです。

戦時中と同じようにこういったメッセージで、

国民にガマンをさせ、団結させるわけです。

つまり「欲しがりません勝つまでは」ということです。

そう考えると中国の対応よりも

日本政府の対応に腹が立って仕方が無い

まるでいじめられっこに「何でやり返さないんだ」と

憤りを感じるような感覚です。

やり返せば好転するのにやり返さないから、やられっぱなし。

二世三世の温室政治家が増えたことで、国会というものが、

平和ボケの頂上決戦になっているとも言えるのかも知れません。

ピストルを発射するだけが戦争では無いのだか・・・

そういう意味では、アメリカに不法占拠されているとも言える(笑)

逆の考え方だが、この件は日本人のカンフル剤になったとも言える。

少なくともレアアースなど、やる気になれば、必要ないのに

簡単だからということだけで、使っていたもの

日本人がやる気になれば、必要ないことも当然のこと

宇宙開発も世界の上位にいることは間違いない。

国がもっと力を入れれば世界1になることも不可能では無い。

日本人が本気なら、核爆弾搭載のラジコン飛行機を開発するだろう。

日本人が本気で世界と戦う情熱を取り戻すためには、

中国側の対応も悪いことだけではないかも知れない。

私は海外で仕事をしたこともあるし、外資系企業にもいた、

その中で感じることは、

日本は本当にすばらしい国であるということ

日本の自然、食べ物、民族性、人間性

本当に海外に出れば、日本のすばらしさが良く分かる。

日本人でよかったと心から思える。

日本人は、もっともっと自分の国に誇りを持つべきだ!

世界中に日本人に生まれれば良かったと思っている人は山ほどいるし、

そんなことすら知らずに貧しい生活をしている人もいるのだ。

自分がどんなに恵まれた状況に入るのかを

日本がどんなにすばらしい国かを今こそ考えるときかも知れない。