元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

怒られる人たち

外資系のマーケティング部で

怒られた記憶は少ない。

たとえ担当した製品の売り上げが低くても

怒られるのは営業である。

マーケティング部は、

ほとんど何も言われない。

もちろん遠まわしにはクレームもくる。

しかし、上司や社長から売り上げに関して、

強烈な指摘がくることはない。

なぜなら、売り上げの責任者は営業部隊であり、

マーケティングはサポートという位置づけとなる。

売り上げに対して、マーケティングが責任を持つと

営業の立場が無くなる。

もちろん自分のターゲットは持っている。

それは自分自身の評価であり、査定となる。

逆を言えば、営業からの

プレッシャーは強い。

しかし、お互いに協力関係であるため、

いやがらせ的なものでは無い。

営業が販売してくれなれば、

私の評価目標を達成することができず、

営業も自分のノルマを達成することができない。

この怒られないという状態を誤解する人もいる。

怒られないということは、

リストラの対象となることも少ないが、

社内から評価はされている。

営業は数字に直結するため、

リストラの対象になりやすい。

記憶の残る人が数人いる。

もっと私に能力があれば、

その営業マンはリストラされなかったのではないか?

と考えさせられる人たちである。

もちろん、優秀な人たちでは無い。

しかし、そんな方々でも平均点にさせるのは、

マーケティング部のサポート力である。

そういった方々から、攻められることは無いが、

私の能力不足を感じる瞬間でもあった。

私は思うことは、いつでも同じである。

「努力する弱者を救済したい」