元外資系マーケッターが語る戦略的マーケティング

元外資系マーケッター金泉勇次のブログ。中小企業、個人事業主、副業の学生や主婦までをサポートするビジネス・マーケティング・アドバイザーです。

ビジネスモデルという仕組みを作る

多くの企業が儲かる仕組みを持っている。

起業家も儲かる仕組みを見つけて、

その方法で起業してる。

儲かる仕組みを持たない会社は、

生き残れるわけが無い。

それは、ユニークな商品を持つことであり、

独自のサービスを展開することであり、

売れる仕組みを作ることでもある。

アフィリエイターやネットビジネスの場合も同様に

儲かる仕組みを持っているものが勝つ。

私は、この儲かる仕組みをビジネスモデルと考える。

儲からない仕組みもビジネスモデルだが、

そんな仕組みは長続きしないので、

儲かる仕組みこそが、ビジネスモデルである。

さて、最も単純なビジネスモデルは、

商品を紹介しているページに

多くの訪問者を入れて、

商品を販売するということ

メルマガアフィリという方法は、

メルマガ読者を集めて、

メルマガで商品を紹介し、買って頂く方法

このような例を出せば、

簡単な話のように思うかも知れないが、

現実的には簡単なものではない。

前者のホームページで販売をする場合、

購入率が1%で利益が100円であれば、

毎日100人が訪問しても、100円の利益、

1ヶ月で、3000円にしかならない。

購入率1%は、簡単な数字ではない

闇雲に作っても、0.1%も売れないのが現実である。

毎日100人の訪問者が訪れるページも

簡単に作れるものではない。

商品を売ることを目的としていれば、

なおさら、人は集まらない。

PPC広告で集めるにしても、

購入率1%で100円にしかならなければ、

1クリックあたり1円でも、コストが100円となり、利益0円となる。

まったく儲からない仕組みとなってしまう。

そもそもアドワーズで1クリック1円は極めて難しい

つまり、儲かる仕組みは、儲かることが前提であり、

儲からない仕組みはビジネスモデルになれないと

いうことである。

では儲かる仕組みとは、どうすればできるのか?

定義は簡単である。

「報酬が高く、購入率の高い商品を多くの人に売る」

これだけのことである。

しかし、

報酬が高い = 販売金額も高い(ハードルが高い)

そのため

高い商品 = 購入率が低い

となり、

多くの人は、買わない

ということになる。

しかし、これはマーケティングを考慮しない予測でしかない

もし、高額商品は多くの人が買わないと思うのであれば、

世の中のブランド品は全て無くなってしまう。

そこでマーケティング戦略を使った

儲かる仕組みを作ることになる。

基本的には、

「報酬が高く、購入率の高い商品を多くの人に売る」

という部分は変わらないが、

もう少し、文面を付け加える必要がある。

「報酬が高く、購入率の高い商品を

さらに購入率を高める仕掛けを入れて、

多くの見込み客に売る」

追加した文章は、

「さらに購入率を高める仕掛けを入れて」

「多くの見込み客」

である。

当たり前のようだが、見落としている場合が多い

どちらかと言えば、

多くの見込み客に対するアプローチをしているかが、

大きな問題である。

広告は、道路の標識ではない。

男性向けの商品を女性が見ても

プレゼント以外では使い道が無い。

クリスマスやホワイトデー、誕生日以外で

男性にプレゼントしている女性は少ないので、

絞り込みすぎにもほどがある。

既婚者に婚活サイトを紹介するほど

バカバカしい広告も無い

それなら、80歳以上の未亡人に

婚活サイトを紹介するほうが、よっぽと心が温まる

最近の広告は、個人情報を持っているサイトの

セグメント別に広告を出すことができる。

このようなサービスが展開されると

見込み客の発掘は容易になることだろう

もっといろいろと書きたいこともあるが、

さらに購入率を高める仕掛けは次回書くことにしよう

金泉勇次